女性タクシードライバーたちは、人気のない道で客に触られ、抱きつかれ、キスされ、なかには下着を脱がされることもある。

■いやらしい客に反撃

　「オレとホテルに行こうよ。いくらでもあげるからさ」Binh Duongタクシーの女性ドライバーHuyen Anhさん(25歳)が運転する車に、乗り込むなり客が誘ってきた。何も言わずにいると男は抱きついてきた。怖くなった彼女は、そのまま近くの公安に車を走らせた。

　同じタクシー会社のNgaさん(30歳)は今も、とある外国人客のことを思い出すと、震えてしまう。「乗せたときから、心の準備はありました。酔っ払っていて、前の席に乗りたいと言ってきましたから。走り出すと体をこっちによせて、太ももを撫でるんです」。

　相手をにらみ、英語でマナーを嗜めたが、男は聞く耳をもたない。これに彼女は車のスピードを上げ、右に左に急ハンドルを切って、スケベ野郎に警告した。そしてThu Dau Mot市の中心部まで来たところで、ギアを落とし、急発進、急ブレーキを踏んで、客の頭をぶつけさせた。慌てふためく客に、彼女はさっとドアを開け、追い出した。人の多い場所だったためか、男は何も言わず、立ち去った。

　客がチンピラなら、怪我をすることもある。Huyen Anhさんは、抵抗して目に青あざをつくったことがある。

　「若い人で、見ればそっちの人だというのが分かりました。酔っ払っていて、しばらくは大人しく座っていたんですが、突然きれいだねって。そして何のかんのと誉めて、誘ってきたんです」客の言動に耐え切れなくなった彼女は、答えるのも嫌になり、スピードを上げて、さっさと仕事を終わらせようとした。すると客は不意に、「なめてんのか！」と叫び、彼女に抱きつき、体中を触り始めた。車が走っている最中だというのに。

　慌てて彼女はブレーキを踏み、男を突き飛ばし、ドアを開けて、車から降りるよう求めた。ことが果たせなかった男は彼女の顔に一発ぶち込み、「あざが消えるまで、1週間かかったわ」。

■気の休まらぬ泊まり仕事

　Huyen Anhさんは、「とにかく毎月2,200万ドン(約1,100ドル)は稼がなきゃ生活していけないから、遠くても、大変な道でも行くの」と言う。

　そんな彼女は少し前に、ある客を乗せてVung Tauに行った。その男はトラックドライバーで、彼女のことを以前から気に入っており、事前に電話で、Vung Tauに友人に会いに行き、翌日帰るのでチャーターしたいと頼んできた。行き先が遠かったため、彼女はVung Tauに泊まるしかない。客が丁寧にもホテルに2部屋手配してくれたが、夜になって彼女が廊下を歩いていると、客が部屋に入ってきた。「好きなんだよ。今晩一緒に寝よう」と彼女を抱きしめ、耳に囁く。幸運にも逃れられたが、「慌てて逃げてドアに頭をぶつけて、こぶをつくっちゃいました」。

　Ngaさんもヘンタイに襲われそうになったことがある。Vung Tauへグループで乗せたうちの1人で、グループは彼女にホテルの部屋を用意してくれたのだが、夜になり彼女がフロントに鍵を預け食事に出かけ、部屋に帰ってくると、ドアを開けるなり男が素っ裸で待っていたのだった。彼女は猛ダッシュで自動車に逃げ込んだ。

■下着まで脱がされる

　3人の男の前で、上半身裸になるしかなかったのは、VinasunタクシーのOanhさん(39歳)である。この3人は現在、公安が追っている。

　4月26日、2人の若者が車を呼び、20kmほど離れたBen Cat県まで行くよう求めた。2人は後ろの席に座っていたが、1人は黙りこくり、もう1人が何のかんのと話し掛けてきた。「北部弁の男で、甘い言葉ばかり。家庭のことを聞くので、ダンナと別れて、タクシーで子供を養っているという話をしたんです」。やたらと話し掛けてきた男は25歳前で、それなりにハンサム。ホーチミン市のレストランで働き、Ben Catの兄を訪ねるという話だった。

　疑いを持たせないためか、客はこんな風に言う。「久しぶりに会うんですよ。昔は人気のない道でね。近くに着いたら、電話して迎えにきてもらいます」。

　辺りは薄暗くなっていく。客の指示に従い彼女はMy Phuoc 3工業団地に車を入れた。そして人気のない道に来たところで、客が停めるよう告げると、兄に電話をかけ始めた。しかし「兄」が現れると、車内の客は突然刃物を取り出し彼女の首に刃をあてる。もう1人はスタンガンを目の前にちらつかせる。彼女から約100万ドン(約50ドル)の現金と、600万ドン(約300ドル)相当の携帯電話を奪うと強盗は、「上を脱げ！」と叫ぶ。彼女が泣いて従うと、「ブラジャーも外せ！」。

　「脱ぎましたよ。もう怖くて、レイプされるんじゃないかと……」。ただこの3人は、金と電話を盗んだだけで、逃げていったという。

【稼げる女性ドライバー】

　Binh Duongタクシーの男性オペレーターTran Hoang Anhさんによると、女性のタクシードライバーは増えている。チップが期待できることもあり、人気だという。「外国語ができれば、結構いいチップがもらえるんですよ。運賃10万ドン(約5ドル)で、40万ドン(約20ドル)のチップをもらった人もいますね。うちには取引先と会うお客さんなんかで、通訳もできるドライバーがいて、数時間で彼女が数百ドル稼ぐことも、珍しくありません」。

HOTNAMnewsから引用
http://www.hotnam.com/news/130727020638.html

いやー、ベトナム意外と怖いところありますねー。
日本ではちょっと考えられないような話です。（知らないだけで、ほんとは日本にもこんな話あるのかな・・・）

ベトナム旅行に始めてくる女性は気をつけてくださいね。
昔、日本のNHKの連続テレビドラマで放送された「おしん」ってご存知ですか？
ベトナムでもおしんが放送されたのですが、この影響で日本の女性は”文句を言わない””働き者”のイメージが定着して、日本人女性と結婚したがるベトナム男性が多いのです。
ぼけーっとしているとベトナム男が寄ってたかって言い寄ってきますｗ

どういうわけだか、ベトナム男子は「東南アジアのラテン系」と言われるくらいに情熱的。
あの手この手で言い寄って「あわよくば」を狙っています。
みなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。

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