道内のＩＴ企業が今夏以降、相次いでベトナムに進出する。中国よりも人件費が低く、アジアのＩＴ産業基地として急成長するベトナムの豊富な人材を活用し、海外展開の足がかりとする狙いだ。

ソフト開発のソフトフロント（札幌）は８月に、ホーチミン市内に全額出資子会社「ソフトフロント・ベトナム」（野村志摩夫社長、資本金３千万円）を設立する。道内企業が初めてベトナムに置くソフト開発・販売拠点で、すでに現地スタッフ９人を採用。本社開発部門の下請けでグループ全体の開発費を削減しながら、ベトナム企業からも受注する。親会社の強みであるインターネット電話やテレビ会議システムの関連技術を生かし、ベトナム大手通信会社へのソフト納入を目指す。

コールセンター運営のアイティ・コミュニケーションズ（札幌）は今秋にも、インターネットを活用した多言語対応のコールセンター業務をベトナム企業から受託する。すでにベトナムのテレビチャンネル運営大手トライ・ベト・メディア（ＴＶＭ）からテレビショッピングの受け付け業務を受託する方向で調整している。

このほか携帯コンテンツ開発のメディア・マジック（札幌）、ネオス（東京、開発拠点は札幌）と、外食チェーンや食品卸、倉庫業などの経営支援システムを開発・販売しているイー・カムトゥルー、イークラフトマン、サンクレエ（いずれも札幌）の５社もベトナム企業と提携を進める。＜北海道新聞７月２８日朝刊掲載＞

北海道新聞から
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/482270.html

人件費が安く、かつIT産業に力を入れているベトナムがますます注目されていますねー。
少し前まではオフショアを目的として企業進出をしていた企業が多いと思いますが、この記事にあるとおり、ベトナム国内向けにサービスを展開する方向へますますシフトするのではないかと思います。

若い世代の人口比率が高く、高度なインフラ整備もこれからというベトナム。
日本向けのサービスだけでなく、ベトナム向けのサービス展開に本腰を入れなければ・・・・
ますますやる気にさせてくれる記事でした。

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