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ベトナム初の格安航空会社(LCC)ベトジェットエアが、機材の大量投入でアジア航空市場に攻勢をかける。
欧州エアバス社とA320型機(標準座席約150席)を最大で92機購入し、8機をレンタルで利用する内容で覚書を交わしたことを明らかにした。現地紙ベトナム・インベストメント・レビューなどが報じた。
購入やレンタル利用を予定する機体は、翼に取り付けて燃料を節約する装置「シャークレット」を装備したものなどA320シリーズ数機種で、総額91億ドル(約8980億円)。2014年から22年にかけて、年間に約10機ずつ納入される予定だ。
ベトジェットエアは11年12月に就航を開始。現在、9機のA320を保有し、国内11都市を結んでいる。国際線はタイの首都バンコク便のみだ。
同社のルー・ドゥック・カイン社長は「年内に韓国、将来的には日本や台湾にも国際線網を拡大したい」と、意欲を示した。
ベトナム民間航空局(CAAV)によると、ベトジェットエアの今年1~7月の税引き前利益は570万ドルで黒字経営を続けている。
航空専門家は、同社のベトナム国内航空市場でのシェアは現在約20%だが、今年末には25%に伸びると予測。大型投資により、国内外で一気に事業拡大を図る考えだ。
SankeiBizから
http://www.sankeibiz.jp/business/news/131018/bsk1310180701002-n1.htm
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