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100円ショップ大手のワッツは海外出店を加速する。11月初旬にマレーシア、2014年1月をめどにベトナムにも進出する。拡大する現地の中間所得層を取り込む。マレーシアでは5リンギ(約155円)の均一価格で販売する。同社はタイと中国で合計10店運営しているが、16年度をめどに海外店舗数を6倍にする。
マレーシアでは「KOMONOYA(コモノヤ)」の店名で、1号店は首都クアラルンプールに開く。商業施設内にテナントとして入る。売り場面積は約160平方メートルで、和食器やタオルなどの雑貨を約5500品目そろえる。日本と比べて価格は高めだが、品質の良さを訴求する。
ベトナムではホーチミン市など大都市を中心に出店候補地の選定を進めている。
ワッツは今年5月にタイの流通最大手のセントラル・グループと提携、現地法人に過半の出資を受けた。タイではセントラルの資金力やネットワークを活用して出店を加速する。同社の海外店舗数は16年度には56店となり、海外事業売上高は現在の5倍の22億円に伸ばす計画だ。
100円ショップでは最大手の大創産業(広島県東広島市)がアジアや中東、北米に約30カ国、700店を展開している。日本式の品質の高さが受けて、海外でも100円ショップの需要が高まっている。
日本経済新聞から
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD150SR_V11C13A0TJ1000/
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