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<J2:札幌3-0愛媛>◇第30節◇21日◇札幌厚別
いきなりアシストだ! J2札幌のベトナム人FWレ・コン・ビン(27)が愛媛戦の後半40分に、東南アジア人初のJリーグデビューを果たし、ダメ押しの3点目を演出した。同43分に左CKのキッカーを務め、右足でFWフェホ(28)の得点をアシストするなど、ホーム6戦連続完封勝利に貢献した。チームは勝ち点を44に伸ばし、プレーオフ圏6位と勝ち点3差となった。
ベトナム代表51試合35得点の感性が、いきなり輝きを放った。後半40分、ビンは盛大なコールを受けJのピッチに立った。そして3分後、出番がきた。「フェホと練習していた形だからね。狙い通りだったよ」。左CKのキッカーを務め、軽くカーブをかけ右足を振り抜くと、ファーサイドに飛び込んだ197センチのJ2最長身FWフェホの頭にどんぴしゃで当たった。
内村、前田の日本人攻撃陣の2発と、助っ人2人のコラボでつかんだ6戦連続完封勝利。起用した財前監督は「CKはすばらしく良いボールだった。ゴール前でボールを拾ったりとチームの動きもやってくれた」と評価した。デビュー即アシストの“ベトナムの英雄”は「アシストは誰でもうれしいよ、次はゴールを決めたい」と、次節水戸戦での東南アジア人初ゴールを視野に入れた。
欲求不満がたまっていた。11日の横浜FC戦、18日のG大阪戦とベンチ入りした前2試合は出場なし。来日後は選手寮で食事を取ってきたが、前日20日の練習後は「1キロ先に店がある。1人でご飯を食べたい」とスタッフにタクシーを呼んでもらった。だが数分待っても来ないため、自ら通りに出てタクシーを拾った。東南アジア人初のJリーガーとしての注目されながら活躍の機会がこないストレス。そんな思いをキック1発でぬぐい去った。
クラブはベトナム人のファンに観戦してもらおうと、札幌近郊の同国人の交流グループ「札幌ベトナム会」を通じて、同国人を無料招待した。平日ナイターのため仕事や勉学の都合で来られないファンも多かったが、5人のベトナム人が歴史的瞬間を見届けた。
営業的な話題が先行しがちだったが財前監督は「戦力だからベンチに入れている」と貴重な助っ人であることを強調した。強烈な右足キックはJでも通用することが証明された。次は先発で出場しブレークにつなげていく。
日刊スポーツから
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130822-1176814.html
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