越漁船２隻に破壊活動　南シナ海で中国監視船

１０日付のベトナム紙トイチェによると、南シナ海の西沙（英語名パラセル）諸島の近くで６日、中国の漁業監視船がベトナム漁船２隻を追い回した上、中国側当局者が漁船に乗り移り、船上で破壊活動などをする事件があった。

両国は西沙諸島の領有権を争っている。漁船はいずれもベトナム中部クアンガイ省リーソン島から出漁、計約３０人が乗っていた。中国側は銃を携行し、こん棒で乗組員に暴行。船室のガラスを割ったり、いかりの鎖を切断したりしたほか、通信機器などを没収したという。

西沙諸島付近では中国船によるベトナム漁船の拿捕などが多発。今年３月にはベトナム漁船が中国船から発砲される事件が、５月には中国船に体当たりされる事件も起き、ベトナム政府は中国側に抗議している。（共同）

2013/7/10　MSNから引用
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130710/asi13071020400001-n1.htm

6月末にブルネイで開催されていたASEANも議題にあがっていた「南シナ海問題」。
最終的にASEAN諸国と中国が「南シナ海における行動規範を策定する公式協議を開催する」との意見の一致をみたのに”この暴挙”ですか・・・監視じゃなく”中国当局による海賊行為”ですよね、これ。


日本も尖閣諸島を中国に狙われていますが、フィリピンやインドも同様に中国から侵食を受けています。今回の問題はベトナムが声を大にして世界に訴えて欲しいとともに、ASEAN諸国が一致団結して中国に対抗して欲しいものです。それとは逆に、ベトナムの一般市民の人々はくれぐれも軽はずみにデモに参加しないようにお願いしたいものです。


ベトナムでは法律上デモが許されておらず、すぐに逮捕される可能性がある行為だからです。5月にも同様の事件があったのですが、それに抗議するデモが6月にハノイで発生、数十人が拘束されたことがあります。野蛮な中国の暴挙のために、愛国心を持つベトナム市民が自国当局に逮捕されるのは心が痛みます。


この日記をごらんになった方、ぜひこのMSNニュースの内容をネットで拡散し、中国の暴挙を日本および世界の人々に広めていただければ幸いです。

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