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農業農村開発省は日本からの輸入農水産品に対する放射線検査を9月1日から廃止した。2012年7月には加工食品の検査が廃止されており、これで原発事故に起因した輸入規制は全て廃止されたことになる。
<9月から東日本大震災以前の通関検査に>
農業農村開発省は8月30日付オフィシャルレター2988/BNN−QLCL号で、日本からの農水産品の放射線検査を廃止した。これにより、9月1日から東日本大震災以前の通関検査体制に戻った。
日本の原発事故により、政府は2011年3月以降、日本からの農水産品と加工食品の輸入時に、日本で発行された放射線安全証明書の提示を求めていたが、日本では同証明書は発行できないため、暫定措置として放射線検査が実施されていた。
農水産品への放射線検査に関しては、同省の2011年4月14日付オフィシャルレター966/BNN−QLCL号と6月18日付オフィシャルレター1599/BNN−QLCL号で定められていた。具体的には、福島、茨城、栃木の3県からの農水産品には全ロットを対象に、その他の都道府県は全ロットの20%を対象に、サンプル検査をしていた。
放射線検査廃止の理由として、同省は「今までの検査結果および日本側が提供していた食品中の放射線残留結果を踏まえて」としており(オフィシャルレター2988/BNN−QLCL号)、日本からの輸入農水産品から放射性物質が検出されなかったことから、検査廃止の判断をしたものと思われる。
JETROウェブサイトから
http://www.jetro.go.jp/biznews/523a572193760?ref=rss
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