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高温多湿で日差しが強いベトナム。“灼熱(しょくねつ)の国”とも呼ばれるが、日が沈むと比較的過ごしやすい。街を巡ると、昼間には見られない多彩な夜の顔に出合う。日本でも人気の観光地になったベトナムを訪ね、首都ハノイ市、最大都市のホーチミン市の夜を歩いた。
◇ ◇
車、バイクの排ガスでよどむ昼間と違い、空気が澄んでいた。午後8時すぎ、ハノイ市の官庁街を歩くと、緑色の芝が映えるバーディン広場にぶつかる。3万2千平方メートルの敷地で、家族連れやカップルが涼んでいた。
広場前にそびえるのは「ホーチミン廟(びょう)」。フランスの植民地となり、日本にも占領されたベトナムを独立させ、都市名にその名を冠する指導者ホーチミンが眠る。神殿のような白い建物が赤いライトに照らされ、夜の闇に浮かび上がる。
午後9時前、大音量で国歌が流れると、純白の衛兵たちが現れる。広場にある国旗掲揚台の前に並び、赤地に黄色の星が描かれた国旗を徐々に降ろす。毎晩、この時間に見られる儀式という。
近くの公園では、上半身裸の若者がサッカーに興じている。社会主義国らしく公園の中にはレーニン像が立つ。ネットを張ってバドミントンを楽しむ大人もいる。ベトナムでは、気温が下がる夜ならではの光景だ。
7月8日・西日本新聞から引用
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/travel_report/article/25188
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