体拭きを終えてしばらく、ほかの部屋の患者さんはどうやら昼食の時間のようです。
点滴で栄養をとっているせいなのか、もともと食欲がなかったからなのか、まったくお腹がすく気配はありません。この頃はまったくお腹がすかないので苦しむことはありませんでしたけど。
さてしばらくすると看護師さんがやってきて
「○○さん、そろそろ部屋を移りましょう。起きて自分で歩いてみましょうね。」
とうとう来ました、ベッドがら出られる時が!
しかし腹筋を使うと激痛が走ることがわかりきっている私。
起き上がることもおっかなびっくりです。
さすがに体を起こす時、看護師さんが介助してくれます。
スポンサードリンク
看護師さんの腕の力を借りて、恐る恐る起き上がり。
ベッドの横を向き足をおろして・・・・
すべての行動がスローモーションですw
立ち上がる時も看護師さんに腕をとってもらい・・・
なんとか起き上がることができましたが、腹筋を使うたびに鈍い痛みが。
それでも咳の時に比べたらかなりの軽い痛さです。
体から出た管の先についている点滴パックや体液の廃液を入れるパックがぶら下がる「点滴棒」を杖代わりのようにしていざ歩き出します。(もちろん体重はかけていません)
ところがなかなか歩幅が開かないw
普段の歩幅を取ろうとすると腹筋に痛みが走るのです。
仕方ないので自分の足のサイズぐらいの歩幅で、すり足のように歩きます。
私がいつコケても大丈夫なように、看護師さんは真横に付き添います。
そこにやってきました、悪魔のようなやつがw
そう、咳ですw
立った状態で咳が出たら・・・・
もう腹筋に腸激痛wwwその場にうずくまりそうになるくらいの痛さ。
顔をしかめながら開腹部に手を当て、痛みがおさまるまで歩くのをやめます。
「○○さん、大丈夫ですか??」
「はいー、、、なんとかー、、、」
また歩き出しましたが、新しい自分の病室までがなんと遠く感じたことか。
20mない程度の距離なのですが、かなりの距離に感じます。
ノロノロと亀のように歩きながら、ふと思い出してしまいます。
日曜の昼間にドキュメンタリーでやっていそうな「高齢者介護の現場!」みたいなTV番組。
あれに出てくるご高齢の患者さんのような、背中を丸めてヨボヨボした姿。
看護師さんに
「私、TV番組でやるような高齢者介護の患者みたいになってません??」
「大丈夫ですよー。○○さんまだお若いから!だからこうやってすぐに一人で立って歩けるんです。病室はあそこの部屋ですけど、もうちょっと歩いてみますか?」
「いいえぇーーー>< ちょっと休ませてくださいっ」
はい根性なしの私は、すぐにギブアップ。
とにかく一回横になって体を落ち着かせたいですw
ブログランキング参加中♪クリックくださると励みになります♪
※
ベトナム語会話の本
※
ベトナムコーヒー
※
ベトナム蓮茶
※
便利な海外旅行グッズ
[0回]