ベトナムの物価
先日はベトナム通貨のベトナムドンについて書いたので、今日はベトナムの物価の話。
2012年の中国における反日暴動。
チャイナリスクが顕在化してから「チャイナプラスワン」というフレーズが、一般的にもよく聞かれるようになりました。
もちろんベトナムもその候補の一つ。
人件費が安い、海に面している、日本との物理的な距離、基本的に勤勉な国民性、親日国家など様々な理由があります。その中の要因の一つ「人件費」から「物価」を考えてみると・・・
まずハノイやホーチミンの大卒ホワイトカラーの月額初任給。
およそ400万~600万VND(200~300USドル、20,000~30,000円)程度と言われています。
2年ほど前は200USドルだったものが最近では徐々に上昇しつつあるようです。
これが高卒のブルーカラーになると80から100USドル。
日本の大卒ホワイトカラーは約200,000円。
さて昨夜書いたブンチャーの価格60,000VND。日本円に換算すると約300円。
日本でつけ麺を食べると600~1000円くらいかな。
初任給で考えると ベトナムは日本の1/7~1/10。
ブンチャー・つけ麺で考えると ベトナムは日本の1/2~1/3。
単純な話、日本とベトナムの大卒ホワイトカラー君が、初任給で全てつけ麺・ブンチャーを食べたとすると・・・w
日本→200,000円÷800円=250杯 (600~1,000円の平均値をとりました))
ベトナム→600万VND÷6万VND=100杯
日本のほうがたくさん食べることができるんですねー。。
ちょっと乱暴な比較をしてしまいましたが、その他の生活必需品でも比較してみると・・・
※面倒なので計算単位を円に統一
1:米2kg
日本→ 1,000円 → 200,000円÷1,000円=200
ベトナム→180円 → 30,000円÷180円=166
2:豚肉1kg
日本 →1,500円 → 200,000円÷1,500円=133
ベトナム→600円 → 30,000円÷600円=50
3:ガソリン1L
日本 → 150円 → 200,000円÷150円=1,333
ベトナム 125円 → 30,000円÷125円=200
「ベトナムは物価が安い」「ベトナムは日本の物価の1/5程度」といった声をききます。
日本の価格と比べると確かに安いです。
しかし「ベトナムの平均的な所得と物価との比較」といった面で考えると・・・
ベトナムの物価というのはかなり高いのかなーと。。。。
所得の大半が「衣食住」、特に「食住」の生活必需品に消えているのではと感じます。
おそらく日本も戦後から高度経済成長になるまでは、こんな状態だったのではないでしょうか?
みんな食べることに一生懸命で。
最近のベトナムの新卒君たちのモデルケースを聞いてみると・・・・
1食を3万VND(150円)で計算すると、1日3食で9万VND(450円)、1ヶ月で270万VND(13,500円)
そこに賃貸アパート代約300万VND(15,000円)・・・これだけで既に570万VND。
なのでベトナムの若者達は1部屋に複数人でルームシェアしたり、寮付きの仕事に付いたりするんですねー。
こんな感じなのだそうです。
※ちなみにハノイはベトナムの中で一番物価が高いと思われます。
なんだかんだ、日本は本当に恵まれていたのだなーと痛感する今日この頃です。
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