ホアロー収容所
ハノイの中心部にあるホアロー収容所。
1896年にベトナムを植民地化したフランスがホアロー収容所を建設しました。
フランス語の名称はMaison Centrale。
ゲートの見た目はこの写真のとおり「ホント収容所?」って雰囲気。
おまけに後ろにはハノイ・タワー(高級マンション・ビジネスオフィス)がそびえたつ。
収容所からはかけ離れたイメージですね~。
ここには当時多くのベトナム人が監禁されました。
フランス植民地政策に反発するのベトナム愛国者・革命家などを投獄し拷問したのです。
刑務所は石の壁で囲まれています。壁は鉄筋製で高さは4m、厚さは0.5m。
壁の上に有刺鉄線システムが張り巡らされ、高電圧が流れていました。
特に牢屋一つ一つの扉は鉄でできており、その扉と鍵はフランスから持ってきていたそうです。
囚人が逃げないように刑務所の四隅には監視塔があります。
ホアロー刑務所の中に入ると監視塔、壁、迷路のような牢屋、ギロチンなどを見ることができます。
フランス革命で登場したギロチンがこんなところまで運ばれてきたんですね~。
1945年以降、ホアロー刑務所はベトナムが管理するようになりました。
(戦争でフランスをベトナムから追い出したため)
ベトナム戦争(1964~1973)時、空襲の際に墜落・撃墜した米軍機に乗っていたパイロットを監禁した場所でもあります。監禁されたなかでも特に有名な人物は、2008年のアメリカ大統領選挙に共和党から出馬したジョン・マケイン。ジョン・マケインもこのホアロー収容所で過酷な拷問をうけ、腕に障害が残るほどだったそうです。
現在のホアロー収容所は、当時使用されていた各施設に人形がおかれた状態で展示されています。
当時の過酷な様子がヒシヒシと伝わってきます><
斬首台が置かれた展示室なんかもありますしね~^^;(怖)
この苛酷な環境が自分の産まれた1970年代の前半まで存在していたのかと思うと、ショックを受けるとともに日本の平和のありがたさを感じてしまいます。
開館時間:8時~11時半、13時~16時半
(月曜日以外の平日に開館)
住所:1HOA LO(ホアロー通り), HOAN KIEM(ホアンキエム区), HANOI
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