ベトナムトヨタの日本人社長さんが発言しましたねー。
2015年末までにベトナムでの自動車組み立て生産を停止するかどうかについて決定する必要があるって。
今年はアセアン自由貿易協定の域内で関税が本格的に撤廃が開始される年ですが、3年後の2018年には自動車に関する関税も完全撤廃になります。
以前から気になっていましたが、東南アジアにおける自動車生産のレベルはタイが安定していると言われています。たしか日産のマーチはタイで生産して日本に輸出して販売していることを聞いたことがあります。
ベトナムも金型工業やプラスチック工業などに力を入れてはいますが、そのレベルはまだまだと言われており、現場の指導者レベルの層も大変不足していると言われています。
結果、自動車業界の周辺裾野産業のレベルも日本とは格段の差があるとされており、その理由ゆえに合理化もなかなかすすまないという現状があるそうです。
またベトナム国内での自動車に関する税率の高さも、ネックになっているそうです。
例えば海外で1万USドルで販売されている車をベトナムに持ってきて購入した場合、関税の他にも車に関する税金がさまざまに上乗せされ、最終的に3万~3.5万USドル程度の費用が掛かると言われています。
こうした国内事情を抱えているベトナムで自動車生産を行うよりは、アセアン自由貿易協定の関税完全撤廃後タイに一極集中させ、必要な分だけベトナムに持ってくるほうがはるかに効率がいいのだと思います。
ここ2年ほどは、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア等、アセアン主要国の工業生産のバランスが変革を起こす時期なのかもしれません。
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